
Linux KVMで実現する仮想化
Linux KVM(Kernel-based Virtual Machine)は、Linuxカーネルに実装され、現在も開発が続いているサーバー仮想化テクノロジーです。Linuxカーネルに直接ハイパーバイザーの機能を搭載することで仮想化環境を提供し、実稼働サーバーのプラットフォームとして、コストをかけないシステムの構築や、サーバー・リソースの有効活用などのメリットをもたらします。
KVMは、Intel VTまたはAMD-Vに対応したプロセッサーを前提に開発されているため、シンプルなコードで提供されており、LinuxとWindowsの両方をゲストOSにできるほか、ゲストOSをオンラインのまま物理サーバー間で移動するライブ・マイグレーション機能にも対応しています。
Linux KVMを支える最適なプラットフォーム
IBM System x、およびIBM BladeCenterのすべてのモデルでLinux KVMをサポートしています。IBMのハイパフォーマンス・サーバー(System
x3850 X5/x3950 X5、BladeCenter HX5)をはじめとするサーバー製品が、Linux KVMのパフォーマンスを最大化します。
特に、eX5搭載のハイパフォーマンス・サーバーとの組み合わせはとても相性が良く、また、IBM
System x3850 X5/x3950 X5に搭載可能な最大メモリー容量3TBを丸ごと使い切れるほど、メモリー・リソースの消費効率に優れているなどのメリットも持っています。
IBM System x3850 X5/x3950 X5

高性能なインテル XeonプロセッサーとIBM独自の「eX5」(第5世代X-アーキテクチャー)の採用により、圧倒的なパフォーマンス、ビジネスの成長に合わせて拡張できる柔軟な拡張性、そして高い信頼性を誇り、さらに運用を一元管理できる、サーバー統合に最適なハイパフォーマンス・サーバーです。
最大4ソケット+DIMMスロット×64基をサポートし、さらにeX5メモリー拡張ユニット(MAX5:Memory
Access for eX5)を増結すれば4ソケット+96DIMMまで拡張可能。また、x3850 X5(x3950
X5)同士を2台連結すれば8ソケット構成に、x3850 X5(x3950X5)+MAX5を2組連結すれば192DIMMまで拡張できます。
IBM BladeCenter HX5

x86サーバーの常識を覆した「eX5」の採用により、ブレード・サーバーによるデータベースや仮想化環境の構築において、かつてないハイパフォーマンスとリソースの効率化を実現する、高性能2ソケット・ブレード・サーバーです。最新のインテル
Xeon プロセッサーとDIMMスロット×16基を装備し、仮想化環境に最適なパフォーマンスとリソースを提供するほか、2台のHX5同士を連結することで2ソケット+DIMMスロット×16基から4ソケット+32
DIMMへ拡張可能。
また、HX5本体にHX5専用のeX5メモリー拡張ユニット(MAX5)を増結することで、2ソケット+40
DIMMまで拡張できます。これにより、システム当たりの仮想マシンの数が増えるとともにデータベース容量の増加とスピードアップ、サーバー・リソースの効率化が実現します。
さらに、各種ワークロードに焦点を合わせた、ワークロード最適化(WOS)モデルもご用意しています。WOSモデルは、各種ワークロードに最適な構成で出荷されるため、システム構築の手間やコストを削減できます。
IBM Linux KVMサービス
IBMでは、Linux KVMの運用上のトラブルに際し、問題の解決を支援するサービスを提供しています。 また、ヘルプ・ラインサービスでは、Linux KVMおよびハードウェアを含め、導入時におけるQ&Aサービスに対応しています。
参考情報
レッドハットとIBMが語るKVM最新動向
去る2011年5月、レッドハットとIBM両社のKVM戦略に深く関与する講師陣により、KVMの最新動向や耳寄り情報などを紹介する協業セミナーが開催されました。その際に配布された資料を掲載していますので、ぜひご覧ください。
第4回「クラウドを支えるKVMの現在と未来」(セミナー資料)
クラウドを支えるKVMの現在と未来
レッドハット株式会社よりゲストをお招きして、クラウド・コンピューティングを支えるKVMとIBMテクノロジーについて、デモを交えながら、対談形式でご紹介しています。
第4回「クラウドを支えるKVMの現在と未来」(2011年7月7日)(Ustream:1時間38分)
KVMの主な機能、特徴、導入方法などについて
IBMの技術者が、Linux KVMの導入や環境構築方法、管理方法などを紹介した、技術評論社のWebサイト上の連載記事です。