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ソニーコミュニケーションネットワーク株式会社 様

世界約43万人の会員数を有する大規模なオンラインRPG「エバークエスト」日本語版のシステムに、遠隔監視も容易なIBM Director搭載のxSeries、数百台を採用

  • インターネット関連サービス「So-net」を運営するソニーコミュニケーションネットワーク株式会社(以下、SCNと表記)では、今年2月、会員向けサービスのひとつとしてMMORPG(多人数参加型オンラインRPG)の「エバークエスト」日本語版の正式サービスを開始。アメリカで4年前に始まった同ゲームの英語版では、既に43万人もの会員を擁し、今回始まった日本語版でも、2003年度末には7万人の会員獲得を目指している。この、大規模オンライン・ゲームのプラットフォームとして活躍しているのが、数百台ものIBM eSrever xSeriesだ。

ソニーコミュニケーションネットワーク株式会社

株式会社アルゴグラフィックス

So-net初の“多人数参加型オンラインRPG”を運営

ブロードバンド時代の到来にともない、ここ数年“オンラインRPG”というジャンルのゲームが次々にサービスを開始している。ユーザーが操る「戦士」や「魔法使い」などのキャラクターが、モンスターや敵と戦いながらゲーム内世界を駆け回る--といった内容を主とするRPG(ロール・プレイング・ゲーム)が、PCや家庭用ゲーム機といったスタンドアロンの環境を超え、ネットワークを介して遊べるようになったものがオンラインRPG。さらにこれを、数千人、数万人もの多人数が同時にアクセスして、サーバー内に構築された仮想環境の中で、縦横に活躍することができるのがMMORPGというゲーム・ジャンルだ。
先行するアメリカでは、既にいくつもの著名なMMORPGがあるが、そのひとつ、『EverQuest(エバークエスト)』の日本語版が、今回SCNが運営を始めた『エバークエスト日本語版(EverQuest Japanese Edition)』だ(以下、エバークエストと表記)。


ソニーコミュニケーション
ネットワーク(株)
ビジネス開発&グループ
アライアンスディビジョン
EQセクション
マネージャー
近藤 治彦氏
「そもそもこのゲームは、ソニー・グループの一員であるアメリカのソニー・オンラインエンタテイメント社(SOE)が開発したゲームで、英語版は1999年3月からサービスを開始。2002年9月の時点で、全世界に約43万人の有料会員がいて、同時アクセス数10万人にものぼる人気ゲームなんです」と語るのは、今回の日本語版の企画を担当したSCNの近藤マネージャー。

「実は、So-netとしても、これだけ大規模なMMORPGというものを運営するのは初めてであり、いろいろと未知の分野や事柄への挑戦の連続でした」(近藤氏)
時間的にも、日本語版のサービス開始の話が持ち上がったのが2002年の夏頃。それから企画が始まり、その冬、12月16日には2万人限定でのプレビュー(ベータ版)サービスを開始と、厳しいスケジュールの中での作業だった。
「実質的には3ヵ月程度の期間でIAサーバー 数百台を導入してシステム構築を行ったわけで、正直いって、大変でした」と、技術側のリーダーを務めたSCNの武知マネージャーは当時を振り返る。
「その数百台のサーバーというのが、IBMさんの xSeries。近藤も申したように、我々も、IAサーバーという意味でも、システム規模と言う意味でも初めての経験なので、IBMさんや導入に協力していただいたアルゴグラフィックスさんのサポートのおかげで、どうやら無事に構築することができました」(武知氏)

24時間365日の連続稼働を支えるコンパクトなxSeriesを採用


ソニーコミュニケーション
ネットワーク(株)
エンジニアリング&
デザインディビジョン
システムマネージメント
セクション
マネージャー
武知 直之氏
MMORPGのシステムには、基本的に、24時間365日という連続稼働性が求められる。これに応える信頼性、堅牢性が、プラットフォーム選定の絶対条件のひとつとなる。
「それだけに、サーバー自体とその供給元の選定には、さまざまな側面から基準を設けて、慎重に選定しました」(近藤氏)
例えば、既に実績を積んだハードウェアが供給されること、提供元は信頼に足るベンダー/メーカーであること、導入時はもちろん、将来的にも継続して十分なサポートが得られること、などといった、ある意味、ベーシックな基準に始まり、かなり大規模なシステムとなることが企画段階で予想されたことから、コンパクトなサイズながら十分なパフォーマンスを備えたサーバーであること、さらに
「数百台のサーバーを短期間で安定的に納入できること、これがひとつポイントでしたし、その数百台をリモートから万全に監視し、操作できることも重要でした。それから、当たり前ですが、コスト・パフォーマンスが良いことも重視しました。
そして最後に、ゲームというビジネスに対して理解があり、その将来性、発展性について共鳴いただけるようなパートナーを考えた場合、IBMさんなら長くお付き合いできるだろうということで決定した、という経緯です」(近藤氏)
こうした経過から、具体的な製品としては、コンパクトな筐体ながら、高機能なシステム管理ソフトウェアであるIBM Directorを利用して遠隔監視/操作ができる2種類の機種、1UサイズのxSeries 330、および3UサイズのxSeries 342が選定されたわけだ。

ちなみに、ゲームの分野では、IAサーバーが用いられることが少なくない、とのこと。
コスト的に手頃であることに加え、近年、安定性や信頼性の面でも信用するに足る性能が備わってきた点などが評価されている要因のようだ。
「要は、安定性などについても運用などで工夫できますからね」(近藤氏)
また、ゲーム分野では特に“拡張性”に大きな意味がある。
「2002年夏にこの企画が始まった頃、日本のオンラインRPGのマーケット人口は100万人程度はあるだろうと予測しました。ブロードバンド環境がさらに進んだ昨今では、この数字は、さらに大きくなっているものと思われます」(近藤氏)
ゲーム画面
複数のプレーヤーが協力しないと倒せない
強敵も多く、ゲームで知り合った人同士の
間にも“友情”が生まれる、という。
さらに、エバークエストは、先行する英語版の場合、年に一回のペースで拡張パッケージをリリースしており、これにより、物語が展開する“世界”を広げ、その“世界”の中で展開されるイベントを増やしていくなど、“既存ユーザーを刺激し続け、さらに新規ユーザーを獲得する”という戦略を採っている。
日本語版でも、基本的には同様のプロモーションを進める予定であり、この戦略で進んでいけば、“世界”はどんどん広く、深くなり、ユーザー数も拡大し続けることになる。それにともない、サーバーの増設もどんどん進むことになる。システムに対して、柔軟かつ信頼性に優れた、豊かな拡張性が求められるわけである。
この面でも、IBM xSeriesは、SCNの要望にかなうサーバーであり、加えて、そのx-アーキテクチャーに基づく信頼性、安定性を評価いただいての選定となったようだ。

“障害”を“定期メンテナンス”に変える障害予知機能に感心

「それから、システム要件を出してる時点では、実は、その機能のことはよく知らなかったんですが、PFA(障害予知機能)というのは便利ですよね。
正直なところ、数百台もあれば、調子のよくないマシンやパーツというのは、どうしたって出てきます。確率の問題ですから。しかし、PFAのような、障害や不具合の事前検出機能があることによって、本来なら“障害”として扱うべき事柄を“定期メンテナンス”として扱うことができる。これで、運用面というか、サービスの信頼性が確保できますよね。システムが急に止まるのではなく、ユーザーさんには“いついつ止めますよ”ということを告知した上でメンテナンスを施す、という手が打てますから」(武知氏)

武知マネージャーは、これまでもSo-netのさまざまなシステムの構築、運営を手がけており、
「24時間サービスを運営していますと、夜中に起こされることも少なからずあって、いかに自分の睡眠時間を確保するかが問題で(笑)。
真面目な話、大規模システムを、いかに品質よく安定運用していくか、いかにそのことを担保するかということは、初めての挑戦であるだけに、重要でしたね」(武知氏)


株式会社
アルゴグラフィックス
カスタマ・サービス事業部
二見 鉄郎氏


株式会社
アルゴグラフィックス
第一事業部 第一営業所
宮本 高明氏
また、構築の時間が限られていたことでも、現場の大変さは増した。
「同僚からは “3ヵ月じゃ無理だろう!“って言われてましたから(笑)」(武知氏)
この点で今回、システムの構築にはIBMのビジネス・パートナーである(株)アルゴグラフィックスが全面的にサポート。リモート管理アダプターでの障害監視を考慮した上で、ハードウェアのキッティングから、データセンターでの1Uサーバーを中心とした最適なラッキング、ケーブリングなど多くをサポートした。
「それだけじゃなくて、データセンターの中も含めた、どういう運用をするのかといった面でも、アルゴさんには非常によく、アドバイスとお手伝いをいただきました」(武知氏)

「限られた期間の中で、これだけの大規模システムに対して、リモート管理アダプター、ServeRAID Manager、IBM Directorを使用しての監視環境構築は苦労する面もありました。しかしながら、エバークエストのサービスインまでに、お客様のリクエストに弊社からの提案を組み込み、環境を構築できたことは非常に満足しています」と、(株)アルゴグラフィックス二見リーダーは構築作業当時を振り返る。
また、ともに構築作業に当たった(株)アルゴグラフィックス 宮本さんも、
「リモート管理アダプター、IBM Directorは自信をもってご提案できるシステム監視ツール群です。しかし、それをお客様の監視要件に合わせて、いかに具現化するかということも重要なポイントです。今回は、xSeriesのアドバンテージとシステム監視ツールのポテンシャルを最大限に引き出すため、資料作成やお客様へのご説明会等のサポートに力を注ぎました」と語る。
「とにかく、いろんな意味で初めての経験ですし、これだけの大規模も、IAサーバーでの構築というのも初めてでしたので、時間的にも、システム的にも成功できたのは、IBMさん、アルゴさんなどのパートナー各社さんの協力があってのことだなと思いますね」(武知氏)

EverQuest is a registered trademark of Sony Computer Entertainment America Inc. in the United States and/or other countries.

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