朝海 孝(あさかい・たかし)
日本IBM System z事業部長
アン・K・アルトマン
IBM System z
ジェネラルマネジャー
日本IBMでSystem z事業を担当しております朝海と申します。
お陰さまで、本日4月7日はIBMメインフレーム誕生45年の記念すべき日です。 これほどの長い間、お客様に、支えていただき、大変感慨深く、心から感謝申しあげます。
さて、45年前、System/360が登場しました。IBMメインフレームの歴史はコンピューターの歴史そのものと言っても過言ではないでしょう。1964年といえば、ビートルズが全盛で、日本では東京オリンピックが開催され新幹線も開通した年です。
変化の激しいIT業界において、45年前のお客様プログラムを今でも実行できるというのは注目に値するのではないでしょうか。これはIBMに流れる "価値あるイノベーション"という考え方 がなせる業だと自負しております。
一方で、90年代まではレガシーで高価なイメージもありましたが、現在では大きくその姿を変貌させました。
可用性、安全性、上位互換性に配慮しつつも、先端テクノロジーを常に取り入れ続けました。その歴史は基幹システムの進化の歴史であり、他プラットフォームは「メインフレーム並み」を目指す中、IBM System z はテクノロジーの最先端を走り続けています。現在高速でOpenなメインフレームに進化し、世界中で需要が伸びています。
その一方では、私どもの力不足もあると思いますが、大変残念なのは、IBMメインフレームの実態と世間一般のイメージとの間にギャップがあることです。幾つか、例を挙げてみましょう。
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メインフレームは昔から使い続けている一部のお客様用?
実態 :
世界の25万ドル以上のサーバーマーケット(オープン系OSも含む)におけるIBMメインフレームのシェアは2000年の17%から2008年には倍増の32%になっています※1。世界でも日本でも、初めてメインフレームをお使いになるお客様が増えています。
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メインフレームは衰退している?
実態 :
2003年以来、MIPS(処理能力)出荷高は毎年平均20%増加しています。 IBMは戦略製品であるメインフレームに年間10億ドル投資しています。
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メインフレームはオープンでない?
実態 :
Java、SOA、IMS/CICSによるXML/SOAPインターフェース実装等、オープン・テクノロジーへの対応済み。
世界で1300以上のお客様がLinuxを使用され、日本ではSystem z のお客様の約三分の一がLinuxを導入しています。また、数千のアプリケーション、数百のパートナー様によって サポートされています。
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メインフレームはレガシー・システム?
実態 :
アプリケーションの既存資産を有効活用しつつ、SOA化する上で、たいへん敷居の低いインフラです。
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メインフレームは、汎用性はあるが、スピードは遅い?
実態 :
2008年に発表しましたSystem z10 ECのクロック・スピードは4.4GHzを誇り、全ての他社Unixサーバーを凌駕しています。
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メインフレーム要員、スキルは減少している?
実態 :
世界中で500以上の大学で、5万人の学生に対してメインフレームの教育を行いました。
日本においてもテクニカル・コミュニティーを設け、20代、30代の若手中堅技術者が増加しています。
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メインフレームの画面は緑色で、開発生産性が低い
実態 :
分散系でおなじみのEclipse開発環境でJava、C、C++に加えてPL/I やCOBOLもWindows環境で開発・デバッグできるようになっています。またRational製品群と連携することにより、高い生産性を実現しています。
いかがでしたでしょうか。実はこのような例が他にもたくさんあるのです。
メインフレームは半世紀近くも、絶え間ない進化を遂げてきました。その歴史と実態にご興味がある方は是非以下をご覧ください。
IBM System z ハンドブック(Ver4.0) (10.4MB)
メインフレームの特長を誕生からの歴史を交え、ハードウェア、ソフトウェア等の最新動向まで網羅した150ページの入門書。
あなたの知らないメインフレームLinuxの世界 (1.53MB)
今や、メインフレームを語るのに欠かせないLinux。その特長、実装、および今後をまとめた決定版。
日本IBMにおきましては、この節目の年に向け、昨年System z10 ECを世界に先駆け日本にて発表し、またお客様のバージョンアップの負荷を軽減するための日本独自のサービス体系「zシステム変更負荷軽減サービス(zCT)」を発表しました。
今後とも、日本の皆様に高い付加価値をお届けできますよう製品・サービスをお届けする所存でございます。
末尾になりますが、米IBMメインフレームの責任者でありますAnne Altmanよりお客様向けのメッセージが届いておりますので、添付いたします。
今後ともIBMメインフレームをよろしくお願いいたします。
朝海 孝
日本IBM System z事業部長
大切なお客様へ
常日頃より、最重要の業務プロセスを、世界中で最も信頼性の高い「System z」にお任せくださり、誠にありがとうございます。おかげさまで,私たちはメインフレームが誕生して45年もの間、常に先進的で革新性に富んだ価値をご提供し、リーダーシップを発揮し続けることができました。これも「System z」を信頼し続けてくださる皆様あってのことと改めて感謝いたします。
私たちは、これからも業界のトップとして、セキュリティ、可用性、拡張性、仮想化そして管理の容易性を追求してまいります。また、コミュニティに対してもスキルの向上、環境にやさしいアプリケーションの開発等を目的とした投資を続けて、より発展させてまいります。
そして、皆様のビジネスのより一層の発展に向けて、教育、サービスそして事業計画を常に見直してまいります。
最後になりましたが、皆様にとって最重要の業務プロセスを「System z」にお任せくださっていることに対し、改めて御礼申し上げます。私たちは常日頃より、皆様のお役に立っていることに喜びを見出しております。
また、次なる45年においても一層のご発展に寄与できることを誇りに思います。

アン・K・アルトマン
IBM System z ジェネラルマネジャー
※1 出典: IDC, Server Tracker, Feb.09, $250K+ servers, include upgrade
