以下の質問と回答は、IBMSystem z™ テクノロジーへの関心が高い、メインフレームの導入決定者からよく寄せられる質問に対応しています。IBMのメインフレーム売上高は、2000年以降、確実に増加してきました。直近四半期の売上高は、前年比25%増加を示しています。IDCのマーケットシェア・レポートに示されている成長統計は、競合他社より高いことを示しています。
以下のQ&Aには、その成長の要因を説明する手掛かりがあります。IBMのメインフレームSystem zは、決して姿を消しつつあるわけではありません。メインフレームは、物理的に小さくなっていますが、これにより、電力効率向上に役立ち、操作
が簡単になり、一体となったセキュリティー機能が増え、ますます「オープン」になっています。特に、これらの属性は、IBMSystem zの魅力の根源とも言えます。
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- Q:将来、優れた費用効率でメインフレームをサポートするために、高いスキルの要員が十分に確保されますか?
- Q:ISVは、長期間にわたる IBMメインフレームのサポートに関わりますか?もしそうなら、ISVが System zに関わり続けるメリットは何ですか?
- Q:System zに Linuxを搭載すると、優れたアプリケーション可用性、パフォーマンス、TCOが得られますか?
- Q:一部のアナリストのホワイト・ペーパーでは、他のシステムの方が、IBMSystem zメインフレームよりも大幅に低い総所有コスト(TCO) で、高い可用性を実現できると主張しています。それにどのように対応しますか?
- Q:IBMは、テクノロジー・リーダーとしての地位を維持しますか?
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Q:将来、優れた費用効率でメインフレームをサポートするために、高いスキルの要員が十分に確保されますか?
A:メインフレームの拡大と、スキルの高い要員とのバランスを保つ予定です。多くのメインフレーム要員が退職年齢に近づいていますが、IBMは、Academic
Initiativeと呼ばれるプログラムを開始しました。このプログラムは、メインフレームのスキルを引き続き提供するのに役立ちます。この目標は、System
zスキルを持った要員を、2010年までに 20,000人に増やすことです。このプログラムは、世界中の学校がリモート側から使用するメインフレーム講座、生徒によるコンテスト、インタラクティブな遠隔学習
モジュール、ワークショップ、専門教育、インターンシップ、および中心拠点を提供することによって、System zの能力を提供する機会を増やすことを目的としています。このプログラムは急速に拡大し、2006年5月時点で、世界中で約
250の学校で教育者が IBMAcademic Initiativeに登録しています。
まとめ: 次世代のメインフレーム専門家の教育に加えて、IBMの目標は、引き続き IBMz/OS®システム管理機能を単純化し、充実させることです。これにより、お客様は、必要な人材数を必ずしも増やすことなく、System
zインストール・システムの規模を拡大することができます。IBMは、よりシンプルな管理ユーザー・インターフェースを含めて、メインフレームの簡素化に何百万ドルも投資しています。
Q: ISVは、長期間にわたる IBMメインフレームのサポートに関わりますか? もしそうなら、ISVが System zに関わり続けるメリットは何ですか?
A: 独立系ソフトウェア・ベンダー (ISV) は、System zに熱心に取り組んでいます。IBMは引き続き、プラットフォーム用に ISVを積極的に募集します。世界中で1000を超える ISVが、IBMSystem z9™上でソフトウェア・アプリケーションを構築し、販売し、サポートしています。ISVは、Java™、Linux®
および Open Source と共に、z/OS や z/VSE™のような従来の重要な稼働環境向けにソリューションを開発しています。メインフレームは通常、世界の大企業のビジネス推進に役立つ、大規模な重要アプリ
ケーションを実行します。決して、基本的な印刷ファイル・タイプ・アプリケーションのことをここで論じているのではありません
こ れらのアプリケーション・ベンダーは、世界の重要ビジネス・データの大部分が、SAP、PeopleSoft、Oracleなどのアプリケーションを含めて、IBMメインフレームに搭載されていることを認識しています。System
zプラットフォームのセキュリティーと回復力は、Evaluation Assurance Levelによれば、実績を積んだ機能です。Evaluation
Assurance Levelでは、一般的な基準セキュリティー評価の完了後に数値等級が割り当てられます。
まとめ: 過去 5年間、毎年、ISVアプリケーション全体の数は、増え続けています。2006年 5月時点で、321のソフトウェア・デベロッパーで、Linux
on System z9 用に 877 のアプリケーションがあります。IBMが実現する性能と柔軟性は、ISVアプリケーションのパフォーマンス向上に役立っています。
Q: System zに Linux を搭載すると、優れたアプリケーション可用性、パフォーマンス、TCOが得られますか?
A: Linux on System zは、オペレーティング・システムとしての改良、価格設定、および柔軟性のために、年々、価格競争力を高めています。System
z9 は、複数のワークロードを処理するように設計されており、IBMz/VM® は、この機能を、Linux 専用プロセッサー (IFL)
を使用しz/VM上で Linux を実行するユーザーにまで広げます。これらの高度なシステム管理機能を使用すると、単一の IFL が、多数の
Sun、HP または Intel®エンジンに置き換わることができます。実際に、多くのお客様が、多数のサーバーを単一の System
zフットプリントに統合することによって大幅にコストを節約できることに気付いています。NationwideInsurance Company は最近、320台の仮想マシンを実行できた (今年末までの目標は 600台の仮想マシン) ことを LinuxWorld 2006で報告しました。2005年 12月号の「Byte
and Switch」 誌では、HannafordBros, Inc.が、300台の HP Intelサーバーを System zに統合することに成功したと報告しました。利用度は異なるかもしれませんが、Hannafordや
Nationwideのように、多数のサーバーを 1つに統合することによって得られるメリットが大きいことは明らかです。
IBMメインフレームの第一の強みは、複数の並列エンタープライズ・アプリケーションを実行し、ビジネス要件を満たすよう計画されたリソースを動的に割り振る
機能です。これは、単一サーバーを単一アプリケーション専用にするのとは異なります。System zの価値は、その総容量と、費用効率が最も優れた方法でその容量を管理する機能にあります。その価値は、CPUクロック速度に基づいてパフォーマンスを
1次元的に見るのよりもはるかに大きいものです。
IBMの仮想化ソフトウェアは、サーバーのディスク・ストレージ、メモリー、プロセッサー、およびネットワーク・リソースをすべての仮想サーバー間で共用できる
ようにします。また、仮想サーバーを動的に管理するz/VM機能を有効に利用して、ユーザーが設定したビジネス目標の達成に役立てます。
まとめ: この仮想化ソフトウェアは、IBM System zHiperSockets™のような拡張ハードウェア・テクノロジーと組み合わせると、サーバー間通信用の高価で複雑な外部ネットワークの必要性をなくすのに役立ちます。また、ソ
リューションで個々のサーバーごとの専用リソースを購入する必要もなくなります。さらに、System zHiperSocketsは、例えば、外部を経由するTCP-IPのような代替通信方法と比較すると、優れたセキュリティーを提供します。System
zは、IBMの優れたセキュリティーと共に、サービス品質、柔軟性および制御を提供します。これらはすべて、お客様が求める価格と価値にふくまれます。
Q: 一部のアナリストのホワイト・ペーパーでは、他のシステムの方が、IBMSystem zメインフレームよりも大幅に低い総所有コスト (TCO)
で、高い可用性を実現できると主張しています。それにどのように対応しますか?
A: これらの主張は、頑なな意見でしかないと考えられます。システムの総コストの分析を、ハードウェアとソフトウェアのコストなどの要因に限定するのは間違いです。この方法には、故障のコスト、セキュリティー違反、System
zの利点などの、重要なTCOコンポーネントが含まれていません。
ソ フトウェアとハードウェアのコストのみを比較するTCO分析は、分散サーバーに有利なように見えることがあります。しかし、任意のシステムの包括的な
TCOには、獲得コストだけではなく、ソフトウェア・サポート・コスト、ダウン時間のコスト、およびシステム管理要員のコストなどの継続したコストが含まれるべ
きだというのが、IBMの見解です。可用性、ビジネス継続性、セキュリティー、使用効率、およびパフォーマンスが、TCO分析で考慮される必要がある重要なエレメントです。通常、メインフレームでは、使用効率の向上とワークロードの自動化が実現されるので、プロセッサー当た
りのソフトウェア・コストの削減、ソフトウェア管理コストの削減、総管理費用の削減、および電力と冷却装置の削減が可能であり、高価な床面積の必要性が
低下します。
まとめ: 要するに、これらの重要なすべての要因を考慮すると、メインフレームの TCOの方が、資産の全存続期間にわたって低いことを証明できます。間違いは、たった
2つの変数、つまりハードウェア・コストとソフトウェア・コストで TCOを測定することです。これは、クロック速度だけに基づいてパフォーマンスを測定するようなものです。
Q: IBMは、テクノロジー・リーダーとしての地位を維持しますか?
IBMメインフレームは引き続き、多くのテクノロジー分野 (仮想化やシステム自動化テクノロジー、銅ベース・チップや90ナノメートル・テクノロジーなどのハードウェア・イノベーション)
で業界のリーダーであり続けます。残念ながら、これは多くの場合、市場で、特に競合他社によって認識されていません。例えば、Sun MicrosystemsのScalable
Systems Groupの副社長であるDavid Yenは、2005年 10月17日付けのプレス・リリースで、Sunは、90ナノメートル・テクノロジーでハイエンド・サーバーを最初にアップグレードしたベンダーであると主張しました。ちなみに90nmは、チップ上の「リソグラフィーの幅」を指し、シリコン・ウェハー上にナノメートル回路パターンを画像処理するフォトプロセスの指標です。これは、プロセッサーのパフォーマンスにとって非常に重要です。
まとめ: 90nmの発表においてテクノロジー・リーダーであるというこの主張は、IBMにとっては全くの驚きでした。IBMはすでに、何ヶ月も、IBMSystem
z9で90nm マイクロプロセッサー・テクノロジーを出荷していたからです。
