サーバー数の増加に伴う課題として、データの分散化があげられます。本来であれば企業のデータは適切なセキュリティー管理のもと、共有可能な形で管理される必要があります。しかし実際にはデータベースが業務ごとに設置されるケースが多く、データベース・サーバーの数が増加するとともに、データ・コピーの必要性も増大しています。その結果これらの管理は複雑化し、利用者が最新のデータを利用できない、データ漏えいの可能性が高まる等、数多くの課題をもたらしています。これらの課題解決のために効果的なのが、IBM System z10とz/OS、DB2、zIIPを組み合わせて活用することです。これによって大規模なデータベース統合が実現可能になります。
データ集中化による管理の効率化
DB2 for z/OSは企業の基幹システムで使用されるデータを管理する製品として、高い導入実績を誇っています。64bitに対応したDB2をIBM System z10と組み合わせることで、大規模データベースの運用が可能になります。z/OS上で稼働するDB2専用プロセッサーであるzIIPを使用することによって、DBサーバーとして稼働するIBM System z10のDRDA処理を効率的に実行し、ハードウェアとソフトウェアの費用低減を実現できます。また集中管理によってデータ・コピーの必要性がなくなり、データベースの保守やバックアップ取得等、管理作業に要する費用が削減できます。
高いサービス・レベルの提供
並列シスプレックスを用いたデータ共用型クラスタリングによって、DBサーバーの高い可用性を実現します。サーバーおよびソフトウェアのバージョンアップなど保守作業時にも停止することなく、継続的なサービスを提供します。
無停止DB
高いスケーラビリティー(拡張性)
IBM System z10の特徴として高いスケーラビリティーがあげられます。最上位機種のIBM Systemz10 ECでは、1台で最大64のCPUを搭載することができるため「スケールアップ」による処理能力向上が図られるのはもちろんのこと、最大32台のIBM System z10をシスプレックスでクラスタリングできるため、さらに大規模な処理能力向上が可能です。シスプレックスの結合機構を用いた接続は、クラスター内のサーバー間で高速なデータ共用を実現でき、シングル・システム・イメージの運用を可能にします。IBM独自のこの技術は、DBサーバーのスケーラビリティーの向上と信頼性の向上に大きな貢献を果たしています。また、中位機種のIBM System z10BCはお客様の業務に合わせて130のキャパシティー・モデルをご用意しています。
高度なセキュリティー
IBM System z10はデータベース管理のための高度なセキュリティーを実現しています。セキュリティー・サーバー機能を提供するRACFとDB2を組み合わせて使用することにより、データへのアクセス権限をきめ細かく設定でき、ログへの記録によりデータへのアクセスも管理可能になります。またプロセッサー上に新しく搭載された暗号化機能を活用することで、データベースの暗号化/復号化を高速処理することもできます。
