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変化に柔軟に対応する機能の強化

変化の激しいビジネスの世界を支えるために、処理要求に対してITは柔軟な対応を行い、システム資源をダイナミックに提供する必要があります。System z10 ECの提供するキャパシティー・アップグレード・オンデマンド(CUoD : Capacity Upgrade on Demand)は、お客様の処理能力要求に対してシステム資源のダイナミックな増強を実現します。オン/オフキャパシティ・オンデマンド(On/Off CoD: On/Off Capacity on Demand)は、短期間の処理能力の強化や、新しいアプリケーションのテストに必要な一時的な処理能力の強化を可能とします。キャパシティ・バックアップ・アップグレード(CBU: Capacity Backup Upgrade)は、災害時などの緊急時にバックアップ機のプロセッサーの処理能力の増強を提供します。

System z10 ECは新しい機能としてCBUの拡張となるキャパシティ・フォア・プランド・イベント(CPE : Capacity for Planned Events)が提供されます。導入されているSystem z10 EC内に未使用のCPU資源が利用可能な場合、システムの計画保守や移設など予定されたイベントに対して最大容量を使用することができます。

System z10 ECの新しいこれらの機能は、従来のオンデマンド・キャパシティーをより柔軟に対応できるように拡張したものです。キャパシティーに関する要件を1つ以上の設定として定義することができ、複数の処理能力に関する対応を行うことができるようになりました。複数の定義が行われている場合、その一部だけ使用することもできます(例えば、4つのCBUの設定のうち、2つのCBUのみを使用するなど)。設定を行う上で充分なシステム資源が指定されていない場合には、システム内に事前に搭載をされている予備の資源の範囲で処理能力の増強を行うことができます。また新しい機能ではいったん元に戻す必要無くシステム資源の拡張ができるようになりました。


System z10 EC上のOn/Off CoDの使用はz/OSの新しい機能であるキャパシティ・プロビジョニング(Capacity Provisioning)を使用して簡単に、かつ自動的に行うことができます。キャパシティ・プロビジョニングおよびワークロード・マネージャー(WLM: Work Load Manager)の定義に基づいて複数のシステムの管理が可能となります。システムの使用状況を監視し、資源増強が必要となる状況となった時に、z/OSはコンソールに処理能力の変更についてメッセージを行います。またシステムがオペレーターの介在を得ることなく自動的に一時的な処理能力の拡大や元の状態へ戻す操作を行うことができます。